【連載】讀解「難経本義諺解」を更新いたしました。
3. 序文 2/3
然して越人古を去ること未だ遠からず、その言もまた深く一文一字意あまねく旨密なり。
おおよそ、上古の書は言は簡に理深くして後学暁し難し。『難経』をつくると雖も越人もまた古を去ること未だ遠からず。これもまた古代の人なり。故にその『難經』の言論もまた理義深くして一文一字に意義あまねく達し旨意つまびらかに充ちて『難経』もまた後学の暁し難き所の書なり。[あまねく]こころあまねく達して外無きを云う。[密]審らかなり。こころのおもむき密に充ちて内無きを云う。
〇按ずるに、古を去るとは岐黄問答の世を指す。然れども越人は周の末戦国の人たるときは岐黄の世を去ること近きに非ずと雖も越人称美して云うことこのごとし。かつ聖代を去ること久遠なる後学をもって視るときは則ち越人もまた古を去ること未だ久遠ならざる者とすべし。
続きは、「週刊にしずかラボ」にて。。。
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