【連載】讀解「難経本義諺解」を更新いたしました。
一難(本義②)
本義②
これ一編の大指なり。下の分に乃ち詳に之を言ふ。寸口は謂る気口なり。手の太陰魚際より却き行こと一寸九分に居す。気口の下を曰く関、曰く尺と云ふ者は、皆な手の太陰の歴る所の処にして、手の太陰又百脈流注朝会の始め為ればなり。
五蔵別論に帝曰、気口何を以て独り五蔵の主為る。岐伯曰、胃は水穀の海六府の大源なり。五味口に入て胃に蔵る、以て五蔵の気を養て変じて気口に見るなり。
霊枢第一編に云く、脈は太淵に会すと。玉版論に云く、奇恒の法を行ふに太陰より始むと。注に謂く、先つ気口太陰の脈を以て、四時の正気を定めて、然して後ちに奇恒の気を度量するなり。又云く、気口寸を成して、以て死生を決す。数論を合して之を観、信に知んぬ寸口は手の太陰の部に当て脈の大会為ること明けし。これ越人、問を立るの意、独り夫の寸口を取る所以にして、後世之を宗不易の法と為し、之を編首に著は乃ち開巻第一の義なり。学者は之を詳にせよ。
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