【連載】讀解「難経本義諺解」を更新いたしました。
一難(本文②)
本文②
然なり、寸口は脈の大ひに会する手太陰の動脈なり。
諺解
「然」は、答の辞。
[然者]諸編これに倣へ。
[答の辞]伯仁の注なり。問を受て答へたる辞なり。
[諸編此に倣へ]以下の諸編に「然なり」と云ふ者は、みな答の辞と知れよとなり。
[寸口]前に弁するごとく、伯仁は寸部とす。然れども素難の諸編に謂ふ所の寸口は皆な三部を総たる辞なり。本、通別の義あることなし。
[脈の大に会する手の太陰の脈動なり]凡そ人の気に宗気、営気、衛気の三品あり、共に中焦水穀の気に出づ。
それ水穀胃に入り、初めて蒸出する所の気は、升りて両乳の間、膻中の分に注ぎて諸経に行く。その経に行く始め、また手太陰の経に会す。営血の諸経に流行するも、またこの宗気に従って行くなり。
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